入会申し込み

入会申し込み

入会申し込み

<入会方法>

1.「入会申込書」(*1)に必要事項を記入し、事務局に郵送してください。それと同時に学会費(*2)を納入してください。

2.「入会申込書」と学会費納入を事務局で確認後、理事会で報告し承認されましたら、入会申込者にご連絡いたします。基本的には納入日をもって入会日とします。

(*1)「入会申込書」

・推薦者の欄には、現会員である推薦者1名の名前が必要です。

(*2)学会費納入方法

正会員 8,000円
正会員(年収300万円以下) 4,000円
賛助会員 10,000円

払込取扱票は郵便局で入手してください。
郵便振替口座番号:01760-1-85048
加入者名:日本子ども社会学会
通信欄に「新規入会 △△年度学会費として」と記入してください。
※入会初年度の紀要代金は不要になりました。

<学会事務局の住所・連絡先>

〒162-0801
東京都新宿区山吹町358-5 アカデミーセンター
日本子ども社会学会事務局
Fax:03-5227-8631
Mail:kosha-post @ as.bunken.co.jp

<「日本子ども社会学会」入会のお誘い>

「日本の子どもは今危機にある。」「子どもは今見えなくなりつつある。」こう語られて既に久しいものがあります。

「子どもとは何か。」「日本の現状において、子どもは今、いかにあり、いかなる問題をかかえ、いかに対処すべきか。」様々な学問分野や指導分野で真剣に研究・討議され、それらは個々に大きい成果を挙げています。

しかし残念ながら、これらの研究成果を互いに交流させ、子ども研究を統合的な視点から深め進めることは、まだ充分とはいえないように思います。

このような現状をふまえまして、私たちは平成6年6月11日、京都大学で第1回大会を開催し、「日本子ども社会学会」を発足させました。

ここに申します「子ども社会学会」とは、「子ども社会」を綜合的に研究する学会であり、狭い社会学に固執するものではありません。日本の「子ども社会」のもつ様々な問題状況を、実証的かつ理論的に究明することを目的とし、その成果を実践・指導に反映することを願うものであります。従いまして、その研究方法は、既存の、社会学、教育学、教育社会学、社会教育学、心理学、精神分析学、文化人類学、民俗学、児童学、児童文化、児童文学、社会福祉、社会史、比較文化論など多岐にわたり、きわめて学際的なものになるとともに、理論的研究のみならず実践的・臨床的な、アクチュアルな研究をも含むことが期待されます。

研究分野としては、およそ次の10領域が考えられますが、もちろんこれに限られるものではありません。

1.子ども自身の文化

主体的な文化創造者である子ども独自の表現文化について。たとえば、子どもの伝承遊び、子どもの持つ表現性や創造性などの研究。

2.児童文化とマスコミ

大人がマスコミや子ども産業を通して与える子ども文化について。たとえば子どもテレビ番組、児童文学、児童劇、子どもの遊具などの研究。

3.子どもの遊び集団と環境

子どもの仲間や遊びの問題、さらには子どもをとりまく自然環境などについて。たとえば、遊び仲間の実態、遊びの理論と実態と指導、遊び環境、自然破壊や都市計画との関係などの研究。

4.子どもと家族

幼児や子どもの育つ家族や家庭生活、及びそのしつけや教育について。たとえば家族の人間関係、家族の文化や生活、家族の子ども観、家族のしつけ観などの研究。

5.幼児の生活と指導

家庭外での幼児の生活と指導について。たとえば乳幼児の健康と保育、幼稚園・保育所の教育理念、そのカリキュラムや指導の実態などの研究。

6.子どもと学校

とくに小学校・中学校における子どもの学習と生活とその指導について。たとえば学力・意欲・思考、学習指導や特別活動の理論と指導、学校・学級の集団生活、いじめや不登校、受験産業や学習塾、教育機器・コンピューターと子どもの思考などの研究。

7.中学生・高校生の生活と文化

とくに中学生・高校生の生活と文化、およびその指導について。たとえば、6に挙げられたものの中学・高校段階での研究、その他、中学・高校生の逸脱行動、中学・高校生の生徒文化、ジェンダーの問題、進路指導、部活動、ボランティア活動などの研究。

8.子どもの福祉と社会教育活動

福祉や社会教育活動の面からとらえられた子どもについて。たとえば子ども会・ボーイスカウトなどの各種青尐年団体、野外活動、青尐年の福祉問題、青尐年の人権問題などの研究。

9.子どもの社会史

子どもの生活や育児と子ども観の歴史的変遷について。たとえば子どもの生活史、遊びの歴史、育児観・子ども観の歴史的変遷などの研究。

10.帰国生と子どもに関する国際比較

帰国生の問題、及び、子どもの生活や意識に関する国際比較について。たとえば帰国生の適応問題、帰国生の外国体験、日本の子どもや教育の国際比較などの研究。

以上のような諸領域のそれぞれを深化・探究するとともに、まさに学際的交流が期待されるわけであります。

大学教員、大学院生、学校教育実践家、社会教育実践家、福祉関係者など各領域からのご参加をお誘い申し上げる次第です。

本学会の主旨をご理解いただき、ぜひともご入会下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。