子ども社会研究 第27号 2021(令和3)年
◎子育て家庭をフィールドワークする ―方法論的課題と可能性―
敷田 佳子
伊佐 夏実
志田 未来
◎子どもの「経験」を調査すること
―インド、「ストリートチルドレン」を対象とした教育支援のフィールドワークを通して―
◎映像人類学による子ども研究
―バングラデシュ農村出身の子どもたちを記録した民族誌映画『教育第一世代』の試みを通して―
【特集2 新型コロナウイルス感染症緊急対策下の子ども社会】
◎コロナ禍における学校の休校と保護者の経験
―子どもとの関わりを中心に―
◎「オルタナティブな学びの場」からみた新型コロナ問題
―オンライン活用による不登校支援の可能性と限界―
内田 康弘
伊藤 秀樹
◎コロナ禍における学校生活の再構成
―ある小学校における教師と児童の解釈実践に着目して―
【研究論文】
◎社会階層および高校間進路格差の形成過程
―学歴主義的社会イメージに着目して―
◎子育て支援「ホームスタート」利用者の変容プロセス
―自分らしい子育てに向かうための援助とは―
◎子ども文化論再考
―「学校の怪談」をめぐる教師と子どもたちの編み合わせ―
◎保育絵本に対する母親の働きかけについての歴史的考察
―1960年代の『ひかりのくに』別冊付録を手がかりとして―
◎1970~80年代の「女教師問題」と民間教育研究運動のなかの女性教師
―奥地圭子と鳥山敏子の所論に着目して―
【研究ノート】
◎「障害児保育」教育におけるジェンダーバイアス
―保育士養成科目のテキスト分析から―
【研究動向】
磯崎三喜年
【書評】
○元森絵里子、南出和余、高橋靖幸編
『子どもへの視角 ―新しい子ども社会研究―』
○清水睦美、妹尾渉、日下田岳史、堀健志、松田洋介、山本宏樹著
『震災と学校のエスノグラフィー ―近代教育システムの慣性と摩擦―』
○遠藤久夫、野田正人、藤間公太監修
『児童相談所の役割と課題 ―ケース記録から読み解く支援・連携・協働―』
○水津幸恵著
『保育の場における子どもの対人葛藤 ―人間理解の共感的まなざしの中で―』
○アンデシュ・ニューマン、ウーロフ・リスベリィ、ベリエ・スヴェンソン著/見原礼子訳
『性的虐待を犯した少年たち ―ボーイズ・クリニックの治療記録―』