子ども社会研究 第24号 2018(平成30)年

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子ども社会研究 第24号 2018(平成30)年

【特集】「子どもらしさ」へのアプローチ・3―多様な子ども―
◎モダニティと複数形の「子ども」
 ―特集「「子どもらしさ」へのアプローチ3 多様な子ども」のねらいに代えて―
元森絵里子
◎インドの初等教育普及過程にみる「子ども」の複数性
 ―英国統治期インドの教育政策の検討を中心として―
針塚 瑞樹
◎「文化的に多様な子ども」から「国際的な視野をもつ人間」へ
 ―国際バカロレアにおける文化的多様性―
渋谷 真樹
◎“ほめる・認める”生徒指導の陥穽
 ―PBS(Positive Behavior Support)の留意点の検討―
伊藤 秀樹
◎「発達障害のある子ども」における「子どもらしさ」の語られ方
 ―「逸脱」を構成する概念装置―
鶴田 真紀
【研究論文】
◎就学前児はどのような「願い」を持っているのか
 :「3つの願い」という方法を用いて
藤崎亜由子
麻生  武
◎フリースクールからの大学進学をめぐるジレンマ
 ―大学進学がもたらす光と影―
藤村 晃成
【研究ノート】
◎就学移行期における指導の連続性と一貫性
 ―「気がかりな子」の資源化実践に着目して―
野本 星来
伊勢本 大
宮下  絢
白松  賢
◎だれが美術系大学に進学したのか
 -学生の子ども時代の美術活動・経験に着目して-
喜始 照宣
【英文要旨】
藤崎亜由子・麻生武/藤村晃成/野本星来・伊勢本大・宮下絢・白松賢/喜始照宣
【子ども社会研究の窓】
テーマセッション・1 「子供と社会的養護」報告
◎テーマセッション企画趣旨と概要報告坪井  瞳
山口 季音
◎児童養護施設職員の視点から捉える社会的養護原田 旬哉
◎教育学の視点から捉える社会的養護西本 佳代
◎家族社会学の立場から捉える社会的養護
  「子ども/大人」の相対化と「依存批判」との接合可能性
藤間 公太
テーマセッション・2 子どもとファンタジー
◎ファンタジーとは何か?:ファンタジーの生まれる場所麻生  武
◎明治期の読書論における〈空想〉の排除と包摂-お伽噺論を中心として-目黒  強
◎もう一つの時間と空間を生きる子どもとファンタジー加藤  理
【書評】
○南出和余著
 『「子ども域」の人類学−バングラデシュ農村社会の子どもたち』
高橋 靖幸
○レイチェル・バーク、ジュディス・ダンカン著
 七木田敦・中坪史典監訳、飯野祐樹・大野歩・田中沙織・島津礼子・松井剛太訳
 『文化を映し出す子どもの身体
 ―文化人類学からみた日本とニュージーランドの幼児教育―』
小針  誠
○舞田敏彦著
 『データで読む 教育の論点』
浜島 幸司
○野辺陽子・松木洋人・日比野由利・和泉広恵・土屋敦著
 『〈ハイブリッドな親子〉の社会学-血縁・家族へのこだわりを解きほぐす』
谷田川ルミ
○アラン・プラウト著、元森絵里子訳
 『これからの子ども社会学―生物・技術・社会のネットワークとしての「子ども」』
山田 富秋
○増山均・汐見稔幸・加藤理編
 『ファンタジーとアニマシオン―古田足日「子どもと文化」の継承と発展』
吉岡 一志